韓国ドラマ「赤い袖先」は、2021年に放送された歴史ラブロマンスです。朝鮮王朝第22代王イ・サンと、彼が一途に愛した宮女ドギムの切ない愛の物語を描いています。身分が違う2人の“袖先”が触れ合ったとき、運命の歯車が動き始めます。
このドラマは、2PMのジュノとイ・セヨンが共演しています。全17話で、韓国で大ブームを巻き起こしました。
「赤い袖先」は、U-NEXTで視聴できます。
赤い袖先はどんな話?
ドラマ「赤い袖先」は、1700年代前半の朝鮮を舞台に、宮廷で繰り広げられる波乱万丈なロマンス時代劇です。
イ・サンは、朝鮮王朝21代国王英祖の孫で、悲劇的な事件で父を失い、宮中で孤独に育ちます。一方、ドギムは、幼い頃から宮女として育ち、従来の在り方ではなく、自分らしい生き方をしようとする女性です。
イ・サンは、窮地を救ってくれたドギムに想いを寄せますが、再会は叶わず時が流れます。数年後、成長したドギムは、持ち前の聡明さで自分の生き方を模索していましたが、走っていたところ足を踏み外し、近くにいた世孫を巻き込み池に落ちてしまいます。
このドラマのタイトル「赤い袖先」は、朝鮮王朝時代、宮廷で王に仕える女性を「宮女」と呼び、彼女たちが着るチョゴリの袖の先端「クットン」は赤く染められており、これは即ち彼女たちが「王の女」であることを意味していたのだということに由来しています。
「赤い袖先」の評判は?
「赤い袖先」は、評判の良いドラマです。 「気楽に見始めたけど、内容がとても深かった」、「脚本が秀逸で回収も上手」、「意味深いとても良い作品」 など、感想があります。 また、ジュノの演技が光っていたという声もあります。ジュノが演じるサンの、苦痛に歪むような表情や冷静さを失うような表情が印象に残ったという感想もあります。 「最後は号泣するほど感動した」「言葉に表せない」という声も多く、見た人全員を感動させられるドラマだと感じている人もいます。 一方で、「途中がちょっと面白くない感じだった」という声もあります。
「赤い袖先」の悪い評判は?
「赤い袖先」の悪い評判には、次のようなものがあります。
- 主人公が身勝手で傲慢
- ストレスが溜まる
- カン・フンの姿勢が悪い
また、ラストシーンについて、切ないと感じる人もいれば、幸せになれたと感じる人もいるようです。死後でやっと幸せになった2人を見てヤキモキしている人もいます。
「赤い袖先」の登場人物
「赤い袖先」の登場人物は次のとおりです:
- イ・サン(ジュノ)
- ソン・ドギム(イ・セヨン)
- ホン・ドンノ(カン・フン)
- ヤン・ビョンヨル(ソン・シク)
- チョ・ヒボン(ホン・ジョンヨ)
- オ・デファン(カン・テホ)
- ハ・ユルリ(ペ・ギョンヒ)
- パク・ジョン(提調尚宮チョ氏)
- ユン・ヒョシク(東宮内官)
- イ・ミンジ(キム・ボギョン)
- イ・ウンセム(ソン・ヨンヒ)
「赤い袖先」 最終回の老人は?
韓国ドラマ『赤い袖先』の最終話に登場する老人は、イ・スンジェが演じています。イ・スンジェは1934年生まれで、カメオ出演しています。
最終話で、イ・スンジェは4人の王を見てきた90歳の老人を演じています。この老人は、太平の世を作った今の王を褒め称えます。
『赤い袖先』は、若き日の第22代国王イ・サンと聡明な宮女ドギムの切ない愛の物語を描いた本格的な歴史ロマンスです。イ・サンをジュノ(2PM)が、ドギムをイ・セヨンが演じています。
「赤い袖先」のクットンとは?
「赤い袖先」は、朝鮮王朝時代を舞台に、王に仕える女官の生き方がテーマのドラマです。女官の衣装の袖の先端は「クットン」と呼ばれ、赤く染められていました。これは、彼女たちが「王の女」であることを意味していました。
朝鮮王朝時代、宮廷で王に仕える女性は「クンニョ(宮女)」と呼ばれ、彼女たちが着るチョゴリの袖の先端は赤く染められていました。これは、彼女たちが「王の女」であることを意味していました。
「クットン」とは、女官の衣装の袖のことです。王の常服である龍袍(ヨンポ)と質素なクットン――対照的な2つの赤い袖先が、立場の違うイ・サンとドクイムの切ない愛の行方を暗示しています。
このドラマは、韓国でベストセラーとなった小説「袖先赤いクットン」を原作としています。